朝目を覚ますと、私は早速フナ広場へ出かけました。
広場の出店はまだやっていなかったため、広場の奥を探索することにしました。
お腹が空いていた私は、パン屋で55DHの小さな焼き菓子セットを購入しました。
土産物屋では、ラクダが印刷されたオレンジ色のポーチ3つを30DHで購入しました。
ポーチは私と祖母、中学時代の恩師のために購入したものです。
私は土産物屋を物色し終えると、広場にある警察署に向かいました。
常駐している警察に、フェズでiPhoneを紛失したことを伝えました。
警察から、なぜフェズでiPhoneの紛失証明書を貰わなかったのか問い詰められました。
そして、警察はもっと大きな警察署へ行くことを提案してくれましたが、私は出国書類としてコロナの陰性証明書を手に入れる必要があったため、それを断りました。
警察は私が検査に行っている間、フェズの警察へ確認の電話を入れてくれるとのことだったので、私は後から戻ってくることを約束して警察署を離れました。
私はタクシーで「Lavoratoire d`analyses medicales Gueliz」という検査センターへ向かいました。
コロナの陰性証明書の料金は、翌日に検査結果が判明するものが400DH、当日に検査結果が判明するものが600DHでした。
私は迷わず600DHの検査を選びました。
検査方法は鼻腔ぬぐい液を採取する方法で、検査結果は採取から2時間後に判明するとのことでした。
検査後、私は一旦検査センターを離れ、近くにあるマラケシュ駅でカサブランカ行きの切符を購入しました。
切符購入後は、検査センター近くのお店を見て時間を潰しました。
午後1時、早めに検査センターまで戻ってみると、まだ1時間しか経っていないにも関わらず検査結果が出ていました。
結果は陰性で、陰性証明書を受け取った私はタクシーでフナ広場まで戻ることにしました。
しかし拾ったタクシーのメーターが不自然な金額を表示していたため、私は何度も運転手にメーターの計算間違いを指摘しなければなりませんでした。
運転手はメーターの表示を切り替えて私を安心させようとするのですが、すぐに表示を不自然な金額に戻してしまいます。
私はそれを詐欺だと確信したため、途中でタクシーを停めさせました。
タクシーから降りる際、メーターはやはり不自然な金額を表示していたため、私は運転手と揉めることになりました。
埒が明かないことでイライラした私は、そのまま料金を払わずにタクシーから降りました。
すると運良く目の前に、交通取り締まり中のパトカーが停まっていることに気が付きました。
私は警察に、タクシー料金をぼったくられて困っていることを伝えました。
警察はタクシー運転手と話をつけてくれて、私は不当な料金を払わずに済んだのでした。
そして警察に、フェズでiPhoneを紛失したことも伝えました。
警察は大通りを走るタクシーを捕まえると、タクシー運転手に警察署の住所を伝え、そのまま私をタクシーに乗せました。
私はタクシーで大きな警察署にたどり着きました。
警察署でiPhoneの紛失を相談したものの、私のiPhoneの情報はありませんでした。
警察は私をパトカーに乗せて、「Hotel Hassan」まで送り届けてくれました。
パトカーを降りた後、私は約束通りフナ広場の警察署に向かいました。
警察は私のことを待っていてくれたのですが、フェズでも私のiPhoneは見つかっていないとのことでした。
私は警察に感謝を伝え、「Hotel Hassan」に戻り、延泊の予約をしました。
その後はまたフナ広場の観光に出かけました。
フナ広場の奥を探索していると、知らないおじさんに声を掛けられました。
彼は私を案内してくれるとのことだったので、ありがたくお願いすることにしました。
彼は様々な土産物屋をとてもスムーズに案内してくれました。
私はラクダのキーホルダーが気に入ったため、30DHを10DHに値切り購入しました。
土産物屋を見終わった後はおじさんと別れ、1人で出店を見て回りました。
私は人気がありそうなタジン鍋の出店を見つけたため、45DHで夕食を摂ることにしました。
夕食のメニューは、チキンのタジン鍋、ホブズ、オリーブオイル、トマトソース、ミントティーでした。
食後は再び土産物屋に行き、ファティマの手が印刷されたノート2冊を30DHで購入しました。
私は広場の奥で10DHのピザを買って帰り、ホテルでそれを食べてから眠りにつきました。