留置所

 

皆さん、こんにちは。BabyRabbitです。

 

1つ前の記事でお伝えした通り、私は4月22日から5月13日までの22日間、留置所で勾留されていました。

 

いつか記憶が薄れて武勇伝になってしまわぬように、戒めの気持ちも込めて、留置所生活についてまとめようと思います。

 

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4月19日(金)

自宅で眠ろうとしていたところ、いつものように階下から大きな物音が聞こえる。

イライラして外の階段を使って下まで降り、つま先で被害者の玄関ドアを蹴り飛ばす。

被害者の玄関ドアの横にゴミ袋が置かれていることに気が付く。

自宅に戻り眠ろうとしたものの、再度階下から大きな物音が聞こえる。

イライラして外の階段を使って下まで降り、つま先で被害者の玄関ドアを蹴り飛ばす。

先ほど置いてあったゴミ袋がなくなっており、代わりに何か光る物体が置かれていることに気が付く。

自宅に戻り眠ろうとしたものの、再度階下から大きな物音が聞こえる。

イライラして外の階段を使って下まで降り、光る物体が何なのか確認する。

監視カメラとモバイルバッテリーであることが判明する。

監視カメラとモバイルバッテリーをマンション入居者専用ゴミステーションへ移動させる。

 

4月22日(月)

自宅で眠ろうとしていたところ、いつものように階下から大きな物音が聞こえる。

イライラして外の階段を使って下まで降り、つま先で玄関ドアを蹴り飛ばす。

自宅の玄関口で被害者に捕まり、通報される。

被害者から、監視カメラとモバイルバッテリーを盗んだだろと詰問される。

監視カメラとモバイルバッテリーは入居者専用ゴミステーションに移動させたことを伝える。

被害者から、監視カメラには位置情報共有機能があることを教えられる。

自宅の玄関口で警察の取り調べが行われる。

玄関ドアを蹴ったことを認め、監視カメラとモバイルバッテリーは入居者専用ゴミステーションに移動させたと供述。

警察から署まで同行を求められる。

睡眠不足であること、仕事の休憩時間になったら署に向かうことを伝える。

警察から部屋に入ってよいか聞かれる。

睡眠不足であること、仕事の休憩時間になったら署に向かうことを伝える。

警察から部屋に入ってよいか聞かれる。

110番通報するが、現場の警察官の指示に従えと言われる。

玄関口で警察の取り調べが行われる。

玄関ドアを蹴ったことを認め、監視カメラとモバイルバッテリーは入居者専用ゴミステーションに移動させたと供述。

緊急逮捕され、手錠を掛けられる。

家宅捜索があり、携帯電話、サンダル、眼鏡、個人番号カード、健康保険証、スウェットが押収される。

下着を着けることも許されず、着の身着のまま警察署へ連行される。

警察の取り調べが行われ、以下の内容について供述。

・マンション共有部に置いてあった個人の監視カメラとモバイルバッテリーを入居者専用ゴミステーションに移動させた。

・以前から被害者の騒音で悩んでいた。

・被害者の玄関ドアを複数回蹴り飛ばした。

・監視カメラは嫌がらせ目的で置かれているのだと感じた。

・共有部には私物を置いてはならないというマンションのルールがあり、エレベーター付近に注意の張り紙も複数貼ってある。

・入居者専用ゴミステーションであれば、後から被害者が監視カメラとモバイルバッテリーを回収できるだろうと考えていた。

・精神科への通院歴があり、高校生の頃にアスペルガー症候群と診断されている。

警察から、翌日検事取り調べが行われることを告げられ、留置所に移送される。

 

4月23日(火)

夜間の騒音(パトカー・救急車のサイレン、バイクや車の走行音など)でほとんど睡眠できず。

日中も検室や鍵の解錠・施錠音などがうるさく、チリ紙を丸めて耳に詰めていたところ看守に注意される。

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予定されていた検事取り調べが行われないことに不信感を覚え、看守に当番弁護士を呼んでもらう。

看守が呼んだ当番弁護士と接見、事件の経緯を説明。

投資詐欺の件で貯金がないため、国選弁護制度を利用することが決定。

接見の際、弁護士から「お前」と呼ばれて違和感を覚えたものの、そのまま当番弁護士を弁護人として選任することに。

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4月24日(水)

検察庁へ行き、検事取り調べが行われ、以下の内容について供述。

・マンション共有部に置いてあった個人の監視カメラとモバイルバッテリーを入居者専用ゴミステーションに移動させた。

・以前から被害者の騒音で悩んでいた。

・被害者の玄関ドアを複数回蹴り飛ばした。

・監視カメラは嫌がらせ目的で置かれているのだと感じた。

・共有部には私物を置いてはならないというマンションのルールがあり、エレベーター付近に注意の張り紙も複数貼ってある。

・入居者専用ゴミステーションであれば、後から被害者が監視カメラとモバイルバッテリーを回収できるだろうと考えていた。

・監視カメラを移動させた金曜日はゴミ収集日ではない。

・監視カメラには位置情報共有機能があると被害者自身が話していた。

・監視カメラとモバイルバッテリーは自分で使うために移動させたわけではない。

検察庁内にある裁判所で勾留を言い渡される。

 

4月25日(木)

医師による身体検査があり、留置所の騒音で睡眠不足に陥っていることを伝える。

医師から睡眠薬の処方はできないことを告げられる。

警察の取り調べが行われ、検事取り調べの時と同じ供述をする。

その際「ゴミステーションに置いた」と表現したところ、警察から「ゴミステーションに捨てたんだ」と訂正される。

取り調べ後、弁護士と接見し、以下の内容について話す。

・示談交渉・勾留取消請求を行う。

・被害金額は時価5500円、示談金は2万円くらいを想定。

・窃盗罪だと罰金20~30万円、器物損壊罪だと罰金10~15万円の支払いが命じられる。

・「ゴミステーションに捨てた」と供述することで、窃盗罪ではなく器物損壊罪に的を絞ることができる。

・ゴミステーションという場所柄、100%有罪を言い渡される。

・今回起訴される可能性は低い。

その他、接見の際に弁護士から不適切な発言をされる。

・被害者はお前に死んでほしいと思っている。

・国選弁護はゴミみたいな報酬なのでボランティアで行っている。

・お前はこだわりが強すぎる。

・俺の指示に反論するなら弁護人を降りる。

差し入れを持って来てもらうため、弁護士にマンションの暗証番号を伝える。

 

4月29日(月)

片頭痛があり、朝と昼にバファリンを飲む。

弁護士と接見し、以下の内容について話す。

・誓約書と陳述書を作成した。

・被害者の連絡先を検事に確認している最中。

・多忙で土日は入院していた。

・器物損壊罪が確定した場合でも、被害弁償や総合考慮で起訴される可能性は低い。

その他、接見の際に弁護士から不適切な発言をされる。

・被害者はお前を殴りたいと思っている。

・お前はこだわりが強すぎる。

・私選弁護は被疑者にまともな人間が多いが、国選弁護は被疑者に発達障害者ばかり。

弁護士から差し入れで、「みんなが欲しかった!日商1級商簿・会計②」「究極の会計学理論集」を受け取る。

また、弁護士から自身が中小企業診断士の勉強をしていることを教えられる。

業務の一環で連結会計の知識も必要なため、簿記も勉強しており、3日間で日商簿記3級に合格したことを自慢される。

 

4月30日(火)

検察庁へ行き、検事取り調べが行われ、以下の内容について供述。

・マンション共有部に置いてあった個人の監視カメラとモバイルバッテリーを入居者専用ゴミステーションに捨てた。

・以前から被害者の騒音で悩んでいた。

・被害者の玄関ドアを複数回蹴り飛ばした。

・賃貸物件を探す際、静かな環境を重視していた。

・監視カメラは嫌がらせ目的で置かれているのだと感じた。

・共有部には私物を置いてはならないというマンションのルールがあり、エレベーター付近に注意の張り紙も複数貼ってある。

・入居者専用ゴミステーションであれば、後から被害者が監視カメラとモバイルバッテリーを回収できるだろうと考えていた。

・監視カメラとモバイルバッテリーは無色透明もしくは市指定ゴミ袋にはいれておらず、業者が回収するまでに時間がかかる。

・ただ一定期間経過後、業者に処分されるであろうこともわかっていた。

・監視カメラとモバイルバッテリーを壊すつもりはなかった。

マンションの入居者専用ゴミステーションに設置されている防犯カメラの映像を検事と共に確認。

 

5月1日(水)

弁護士と接見し、以下の内容について話す。

・勾留取消請求が却下された。

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・このまま勾留延長される可能性が高い。

・被害者の連絡先は確認している最中。

その他、接見の際に弁護士から不適切な発言をされる。

・お前はこだわりが強すぎる。

・検事から、お前が何か病気を持っているのではないかと聞かれた。

・国選弁護を降りたい。

また、弁護士から以下のアドバイスをもらう。

アスペルガー症候群のような0-100思考は弁護士・中小企業診断士には向かない。

・税理士・行政書士司法書士であれば向いている可能性がある。

弁護士から差し入れで、現金1万円を受け取る。

 

5月2日(木)

部屋の移動があり、小太りのおばさんと相部屋になる。

看守から接見室に呼ばれ、以下を理由に勾留延長を告げられる。

・照会書類未着

・押収品の携帯電話未解析

・被害者・被疑者取り調べ中

差し入れされた現金で、以下の生活必需品を買う。

・歯磨き粉

・石鹸

・シャンプー

・ライナー

・生理用ナプキン

・タオル

・リップクリーム

・ノート

・ペン

・封筒

・便箋

・切手

 

5月3日(金)

片頭痛があり、夜にバファリンを飲む。

 

5月5日(日)

検室中、腹痛でトイレに入っていて看守から強く注意される。

部屋に入ってきた看守にトイレの窓を強く叩かれたため、急いでトイレから出る。

看守に腹痛のことを伝えたところ、「言い訳をするな!」と一喝される。

看守からトイレでチリ紙が流れていなかったことを怒られる。

検室後、看守にチリ紙が流れるまで待っていて欲しかったことを伝える。

看守は「言い訳をするな!」と一喝し、そのままこちらの話は聞かずに立ち去る。

去って行く看守に向かい、県警へ苦情申立したい旨伝える。

別の看守が来て、鉄格子を叩かれながら「大声を出すな」「保護室へ連れて行くよ」と注意される。

別の看守に改めて苦情申立したい旨伝える。

県警宛の苦情申立の手紙を書いて看守に渡す。

片頭痛があり、昼と夜にバファリンを飲む。

5月2日に買った生活必需品が届く。

差し入れされた現金で、以下のお菓子を買う。

・チョコシュー

・ポテトチップス

 

5月6日(月)

片頭痛があり、朝にバファリンを飲む。

バファリンは毎日継続して飲むことができないと看守から伝えられる。

 

5月7日(火)

父親宛の手紙を書いて看守に渡す。

警察の取り調べが行われ、検事取り調べの時と同じ供述をする。

移動させた監視カメラとモバイルバッテリーは外部の人間が盗んでいたことを警察から告げられる。

被害者への謝罪感情を表現するため、自己弁護を全て省いた供述調書を作成することを提案される。

取り調べ後、弁護士と接見し、以下の内容について話す。

・示談が成立した。

・被害金額の時価5500円を立て替えている。

・それ以外の支払いはなし。

・勾留取消請求を行う。

また、弁護士から以下のアドバイスをもらう。

・今年の財務諸表論が無謀なら、会計事務所で働きながらお金を貯めたほうが良い。

弁護士からの差し入れで、税理士試験受験案内を受け取る。

 

5月8日(水)

5月5日に買ったお菓子が届く。

 

5月9日(木)

検察庁へ行き、検事取り調べが行われ、以下の内容について供述。

・示談が成立した。

・被害者に対し申し訳ないと思っている。

・被害者との接触を避けるため、今後当該フロアには立ち入らない。

・精神科の受診を考えている。

・地元に帰ることも考えている。

検事から示談は確定ではなく返金の可能性があるため、5月13日まで勾留が続くことを告げられる。

取り調べ後、看守に弁護士を呼んでもらう。

弁護士と接見し、以下の内容について話す。

・勾留取消請求が却下された。

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・検事の取り調べで、被害者が示談金の返金を希望した。

・被害者が示談金の返金を希望したことで、略式起訴になる可能性が高い。

・前科がついた場合、器物損壊罪であれば職業やパスポートの発行に支障は生じない。

・海外渡航の際、VISAの申請で落ちる可能性はある。

・器物損壊罪の効力は5年程度なので、その間はVISAの申請が必要ない国へ優先的に行けば良い。

・改めて示談がまとまった場合のみ、明日も接見に来る。

また、弁護士に記入済みの税理士試験申込書類を渡し、明日郵送してもらうよう頼む。

 

5月10日(金)

買っていたチョコシューを食べる。

弁護士と接見し、以下の内容について話す。

・示談が成立した。

・被害者は示談金について100万円を希望したが、被疑者は投資詐欺の件もあり、現金払いが無理であることを伝えた。

・また被害者に対し、器物損壊罪の場合、罰金刑であっても10万円程度の支払いであることを伝えた。

・交渉の結果、示談金は15万5500円でまとまった。

・示談金は父親に立て替えてもらっている。

・被害者は元々年内の引っ越しを検討しており、事件の影響で前倒しの引っ越しを検討している。

・被害者は窃盗罪の告訴を取り下げる。

・器物損壊罪は元々告訴されておらず、今後も告訴しない旨示談書に記載している。

・税理士試験申込書類は収入印紙と切手を貼付の上、郵送した。

その他、接見の際に弁護士から不適切な発言をされる。

・弁護士という職業はヒエラルキーの頂点にあるため、それ以外の人間はひれ伏すことしかできない。

・自分は無能な上司や部下が耐えられないため、企業勤めが向いていない。

また、簿記の市販教材だとCPA会計学院が1番詳しいのだと勧められる。

 

5月13日(月)

午前10時、釈放。

 

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留置所のタイムスケジュールは以下の通りです。

 

<タイムスケジュール>

06:00 起床、布団の片づけ、洗顔、歯磨き

07:30 朝食

08:00 運動(髪を梳かす、爪を切る、耳掃除)、本替え

08:30 検室

10:00 新聞が配られる

11:30 昼食

15:00 白湯

17:30 夕食、布団の用意、洗顔、歯磨き

20:00 白湯

21:00 消灯

 

その他、5日置きにシャワーを浴びることができます。

 

私が留置所生活で1番辛かったことは、いつ釈放されるのかわからないことでした。

 

起訴される前の勾留期間は保釈制度もなく、最長で23日間身柄を拘束されます。

 

また、起訴された場合、更に裁判が終わるまでの数か月間身柄を拘束され続けます。

 

私が看守から聞いた話によると、1年近く留置所生活を強いられた人もいたとのことでした。

 

留置所で生活していると人生を棒に振っている実感が湧いてきます。

 

相部屋の女性は起訴されて拘束期間の延長を言い渡された後、牢屋で何度も泣いていました。

 

私の場合は運良く示談がまとまり釈放されましたが、もし仮に起訴されていたら、拘留中に看守と揉めて新たに罪が増えていたであろうことが予想されます。

 

留置所で拘束されていた22日間、大きなトラブルに発展するような事件を起こさずに済んで本当に良かったです。

 

次に辛かったことは、騒音問題でした。

 

朝に行われる検室では、看守が牢屋をバンバン叩き、強度の確認をします。

 

また、消灯後であっても鍵の解錠・施錠音や、看守の作業音(ごはんの準備や襖の開閉音など)が留置所内に響き渡っていました。

 

耳栓の着用は禁止されているので、私はほとんどの時間、指で耳の穴を塞いで過ごしていました。

 

私が釈放後に1番幸せを感じたのは、入浴の時間でした。

 

留置所では短い制限時間内にシャワーを浴びる必要があります。

 

まだ顔も洗っていない状態で、風呂場から出るよう看守に怒られたこともありました。

 

そのため留置所では全身を丁寧に洗うことができず、不潔な状態で生活せざるを得ませんでした。

 

今回経験した留置所生活の不便さや恐怖心を忘れずに生きていきたいところですが、度々ブログにも書いている通り、精神状態が悪い日々が続いています。

 

脳味噌が委縮しているのではないかと不安になるくらい、ストレスを感じていることが多いのです。

 

頭痛と共に、どうしようもないようなイライラに襲われることもあり困っています。

 

引っ越してから壁に穴も開けましたし、パソコンも破壊しました。

 

私も当然犯罪者になりたくて生きているわけではないのですが、それを防ぐことができるのかわかりません。

 

被害者の騒音問題についても、私の幻聴である可能性があり、そうであれば本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

 

また、投資詐欺の件もあって周りから自己破産を勧められているのですが、いっそのこと散財してやろうかと考えてしまうこともあります。

 

弁護士に頼んで財務諸表論の申込ができたのは良いものの、簿記論の復習さえ終わっていません。

 

今年受験できるかわかりませんが、直前まで選択の余地は残しておきたかったので、収入印紙税4000円を支払いました。

 

ありがたいことに仕事はなんとか継続できているので、日々限られた自由に幸せを感じるよう努めています。

 

 

示談

 

皆さん、こんにちは。BabyRabbitです。

 

私は4月22日から5月13日までの間、留置所で勾留されていました。

 

5月10日に示談が成立し本日釈放されたため、今は自宅にいます。

 

事件名は窃盗被疑で、マンション共有部にあった個人の監視カメラを入居者専用ゴミステーションに移動させたことが原因でした。

 

件の監視カメラは外部の人間が持ち去っており、今も見つかっていません。

 

押収された私のiPhoneはまだ解析が終わっていないとのことで、明後日警察署まで受け取りに行きます。

 

引っ越したばかりで残念なのですが、今後の近隣トラブルを回避するためにも地元に帰ろうか悩んでいます。

 

 

モロッコ旅行⑤

 

夜行バスに乗ってフェズからハシラビードに到着しました。

 

時刻は午前5時40分です。

 

バスから降りた私は、辺りが真っ暗でバス停さえないことに驚きました。

 

辺りには民家が2~3件建っているだけです。

 

バスの運転手が待っていてくれたので、行き先をメルズーガに変更しました。

 

バスはメルズーガが終点で、私と一緒に老婆と子連れの母親が降りました。

 

Supratoursのチケット売り場が開くのは午前7時なので、あと1時間は中に入ることができません。

 

チケット売り場の前にはベンチがあり、みんなそこに座りました。

 

私は老婆にタクシーはいつ来るのか尋ねましたが、ここにタクシーは来ないことを告げられました。

 

タクシーに乗るつもりでいた私は焦りました。

 

まだキャメルトレッキングの予約さえしていなかったからです。

 

私はモロッコに来る前、インターネットの検索で「リアドマムーシュ」の存在を知りました。

 

リアドマムーシュ」はキャメルトレッキングで有名なリヤドで、日本語を喋ることができるオーナーやスタッフがいます。

 

私は「リアドマムーシュ」までタクシーで向かうつもりでいたのですが、これではたどり着くことができません。

 

どうしようか悩んでいる間に、ベンチに座っていた子連れの母親が、迎えに来た車に乗って去っていきました。

 

残っているのは私と老婆だけです。

 

私は老婆に携帯を持っているか尋ねました。

 

彼女は持っている携帯を私に見せてくれたのですが、「リアドマムーシュ」の電話番号までは知りませんでした。

 

寒い中待ち続けた甲斐もあり、午前7時にチケット売り場が開きました。

 

チケット売り場の受付スタッフに、「リアドマムーシュ」に電話をかけてくれないか頼みました。

 

スタッフは「リアドマムーシュ」のことを知っていて、私の頼みに快く応じてくれました。

 

電話で「リアドマムーシュ」のスタッフに助けを求めたところ、Supratoursのチケット売り場まで車で迎えに来てくれることになりました。

 

迎えに来た車に乗せられて、私はめでたく「リアドマムーシュ」にたどり着くことができたのでした。

 

リアドマムーシュ」の中に入ると、事情を知っている別のスタッフが食堂まで案内してくれました。

 

食堂はカーテンが閉め切られた状態で、暖炉の前にあるソファーの上では客が数人眠っていました。

 

私も奥のソファーを勧めてもらい、そこで布団を被って仮眠をとりました。

 

しばらく時間が経って、スタッフが食堂のカーテンを開けにきました。

 

私は彼からタオルを借りて、シャワーを浴びました。

 

シャワーを浴びた後は、50Dhmの朝食を断って、「リアドマムーシュ」の外へ出掛けました。

 

リアドマムーシュ」から少し離れた場所には、土産物屋や売店がありました。

 

そこで私は水と1個2Dhmのお菓子をいくつか買って「リアドマムーシュ」に戻りました。

 

リアドマムーシュ」に戻ってお菓子を食べていると、オーナーがやって来ました。

 

オーナーは、コロナが流行る前は日本人観光客の姿が多かったこと、少し前に1人で来た日本人女性が全てのツアーに参加したこと、砂漠では珍しい雨が降ったばかりであることを教えてくれました。

 

私はオーナーにキャメルトレッキングに参加したいことを伝えて、「リアドマムーシュ」のHPから印刷したクーポンを渡しました。

 

早速、夕方キャメルトレッキングに参加することが決まりました。

 

キャメルトレッキングまではまだ時間があるので、私はもう一度「リアドマムーシュ」の外へ出掛けました。

 

実はその時モロッコディルハムの手持ちがほとんどなかったのですが、キャメルトレッキングはクレジットカード払いに対応していませんでした。

 

そこで、「リアドマムーシュ」の近くにあったATMや換金所に寄ったのですが、残念ながらお金は降ろすことはできませんでした。

 

リアドマムーシュ」に戻ると、キャメルトレッキングの準備が終わっていました。

 

その日キャメルトレッキングの参加者は私1人だけでした。

 

案内してくれるガイドにiPhoneを紛失していることを伝えたところ、ツアーの最中に撮った写真は後から私のメールアドレスまで送ってもらえることになりました。

 

スタッフとガイドの案内でラクダと対面しました。

 

ラクダに乗る際、ラクダが立ち上がる時の勢いで振り落とされる人がいることを教えてもらいました。

 

私は緊張しましたが、なんとか振り落とされずにラクダに乗ることができました。

 

スタッフと別れてガイドと共に砂漠を進んでいきます。

 

乗馬と違って、砂漠の上を歩くラクダは大きく揺れながら進んでいきます。

 

それはまるでアトラクションに乗っているような感覚でした。

 

1時間後、ガイドの案内でラクダから降りました。

 

ラクダは逃げないように片足を紐で結び、草が生い茂っている場所に置いていきます。

 

ガイドと手をつなぎ、2人で砂丘を登りました。

 

そこでガイドが写真を撮ってくれるというのでお願いしました。

 

彼は私に色んなポーズを勧めてくれるので、私は恥ずかしがらずに撮影を楽しむことができ、素敵な写真も手に入りました。

 

写真撮影が終わった後は砂丘で砂遊びをしました。

 

それから、夕日を眺めながら彼の話を聞きました。

 

サハラ砂漠に住むモロッコ人をベルベル人というのですが、彼らはフェズに住む人々を嫌っていました。

 

フェズの人々は商売人なので、簡単に人を騙します。

 

砂漠に住むベルベル人はフェズの人々に騙された過去があるようでした。

 

また、砂漠に来る日本人観光客は「恥ずかしい」が口癖であることも教えてもらいました。

 

彼からベルベル人は恥ずかしがったりしないことを教えてもらいました。

 

夕日が沈む頃、ラクダに乗ってキャンプ場を目指します。

 

キャンプ場には沢山のテントが張ってあり、トイレも設置されていました。

 

懐中電灯を借りて、今日の寝床を教えてもらいます。

 

案内されたテントの中にはベッドがあり、ガイドから借りたジュラバと手持ちのウルトラライトダウンを着ていれば寒さを感じることはありませんでした。

 

テントから出ると食事用のテーブルに案内されて、夕食ができるまでの間、テーブル横の焚火を眺めながらナッツとミントティーを頂きました。

 

夕食は野菜がたっぷり入ったタジン鍋とパン、デザートにミカンとザクロの練乳掛けが出ました。

 

食事が終わると、ベルベル人が3人現れて楽器を演奏してくれます。

 

私も一緒に民族楽器「トバイラ」の演奏に加わって、彼らと歌やダンスを楽しみました。

 

ベルベル人からとなりのトトロの「さんぽ」を歌うように促されましたが、私は恥ずかしかったので笑って誤魔化しました。

 

ダンスは水泳のクロールのような、不思議な動きのダンスを踊りました。

 

焚火が燃え尽きる頃、楽器の演奏も終わり、みんなテントに戻ります。

 

私は懐中電灯以外にも、目覚まし時計代わりに小さな携帯を受け取っていました。

 

私はジュラバを着たままベッドに入り、そのまま眠りにつきました。

 

 

* モロッコ旅行記

モロッコ旅行① - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行② - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行③ - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行④ - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行⑤ - BabyRabbitの日記

 

 

モロッコ旅行④

 

昨日と同じくアザーン(礼拝の歌)で目を覚ましました。

 

今日の朝食はクロワッサン、ムサンメン、グリーンオリーブ、ブラックオリーブ、チーズ、ジャム、キャラメルクリーム、オレンジジュース、コーヒーでした。

 

食事を終えた私は外へ散歩に出かけました。

 

ホテルを出て坂道を登っていくと、観光客向けの長距離バスが停まるバス停があります。

 

その先へ進むと、道路を挟んだ向かい側の山の斜面に墓地がありました。

 

私は墓地の横にある階段を使って山を登りました。

 

山から見える景色は、昨日医学生と行った丘の上には叶いませんでしたが、そこから見える広い晴天を楽しみました。

 

私は散歩を終えてホテルに戻ると、今までお世話になったホテルのスタッフに感謝を伝えて、未精算だった延泊分の料金と共にチップを渡そうとしました。

 

彼はチップを断りましたが、代わりに日本円がほしいと言いました。

 

彼は外国通貨を集めることが趣味だったのです。

 

私は持っていた日本の硬貨を全種類彼に渡しましたが、彼はその中から100円硬貨だけを受け取りました。

 

また、ありがたいことに未精算だった延泊分の料金は割引してくれました。

 

私は彼と連絡先を交換してホテルを離れました。

 

ホテルを出た後は警察署に寄るためブー・ジュルード門に向かいます。

 

途中、昨日ホテルの鍵を開けてくれたおじさんの出店に寄ってチョコレートバーを1本買いました。

 

ブー・ジュルード門に到着後、昨日話をした警察を探しましたが見つかりません。

 

時刻は午前11時40分でした。

 

別の警察に事情を説明したところ、私の拙い英語を聞いて、日本語がわかる警察を呼んでくれました。

 

彼らは門前に防犯カメラがあることを教えてくれました。

 

防犯カメラを確認する前に、彼らは私を近くの携帯ショップへ案内してくれました。

 

iPhoneには、自分のiPhoneの居場所を探す機能が搭載されています。

 

そこで店内のiPhoneを借りて自分のiCloudにログインし、紛失したiPhoneを探してみることにしました。

 

しかし、iPhoneの居場所はわからないままでした。

 

私は彼らに連れられて、近くの大きな警察署へ移動しました。

 

一旦彼らだけで防犯カメラを確認するとのことで、私はそこで待機するよう指示がありました。

 

言われるがままそこで待つことにしたのですが、中々警察は戻ってきません。

 

最初は建物の中にいるよう指示があったのですが、赤いジャンパーを着た警察が現れると、彼は私を建物の外へと追い出しました。

 

外で待っている間、警察署では人や車の行き来があり、私は徐々にストレスを感じていました。

 

私は1人になりたくて敷地内にあるトイレに向かい、トイレの前でしゃがみ込みました。

 

すると、また赤いジャンパーを着た警察が現れました。

 

彼はとにかく私のことが気に入らないみたいで、抵抗する私を無理矢理建物の前まで連れ戻したのでした。

 

少ししてから、防犯カメラの確認に行っていた警察が戻ってきました。

 

残念ながら防犯カメラの映像は確認できなかったことを伝えられました。

 

代わりに警察がiPhoneの紛失証明書を発行してくれるとのことで、また待機するよう指示がありました。

 

ストレスが限界に近づいていた私は、紛失証明書の発行を待たずに、警察署から出ることを決めました。

 

すると、警察署の門前で赤いジャンパーを着た警察に捕まってしまいました。

 

私は彼の羽交い絞めを振りほどくことができなかったので、大声で「Don't touch me!」と叫びました。

 

そこでようやく彼の拘束から解放された私は、タクシーでSupratoursへ向かいました。

 

夜行バスの出発までは時間があるので、近くの売店でホブズを買って食べました。

 

暇だったのでフェズ駅まで行ってみると、駅の横に警察署があることに気が付きました。

 

私はそこでも警察に事情を説明し、iPhoneが見つかったらハシラビードにある「リアドマムーシュ」まで連絡してくれるように頼みました。

 

いよいよ夜行バスでサハラ砂漠に向かいます。

 

 

* モロッコ旅行記

モロッコ旅行① - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行② - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行③ - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行④ - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行⑤ - BabyRabbitの日記

 

 

モロッコ旅行③

 

午前6時、スピーカーから流れるアザーン(礼拝の歌)で目を覚ましました。

 

外から鶏の鳴き声も聞こえてきます。

 

私は2階のツインベッドがある部屋に泊まっていました。

 

階下のキッチンから、ホテルのスタッフが朝食の準備をしている音も聞こえてきます。

 

昨日ホテルのスタッフに無理を言って、少し早い時間に朝食を頼んでいたのでした。

 

私はベッドから起き上がって朝の身支度を始めました。

 

身支度が終わった頃、丁度ホテルのスタッフが部屋まで私を起こしに来てくれました。

 

ちなみに「Casa Aya Medina」滞在中、客は私1人だけでした。

 

用意されていた朝食はホブズ、ピロシキ、ムサンメン、グリーンオリーブ、ブラックオリーブ、チーズ、ジャム、オレンジジュース、コーヒーでした。

 

私は食い意地が張っているので、ほとんど全ての料理を1人で平らげました。

 

お腹を満たした後は、ブー・ジュルード門に向かいます。

 

もしかすると私のiPhoneが見つかっているかもしれないからです。

 

警察を訪ねてみると、明日の午前11時にもう一度ここへ来てほしいと言われました。

 

一旦「Casa Aya Medina」に戻ったところ、ホテルのスタッフから声を掛けられました。

 

なんと彼は自分の携帯を私に貸してくれるというのです。

 

私は彼の好意に感激しました。

 

フェズの旧市街は別名「迷宮都市」と呼ばれていて、巨大迷路のように複雑な構造をしているのです。

 

携帯が手元にあれば自由に観光を楽しむことができる!と思ったのも束の間、彼の携帯にはロックが掛かっていました。

 

彼にパスワードを確認しようと1階を探し回りましたが、既にホテルはもぬけの殻でした。

 

落胆した私は携帯の使用を諦めて、観光のため旧市街へ向かいました。

 

旧市街の細い路地には、人だけではなくロバも歩いていました。

 

出店を見ている途中、1人の青年に声を掛けられました。

 

どうやら進行方向には礼拝所があるため、部外者は立ち入り禁止のようです。

 

彼は道案内をしてくれると言い、一緒に行動することになりました。

 

彼は自分を27歳の医学生だと自己紹介しました。

 

私は彼にフェズで有名なタンネリを探していることを伝えました。

 

様々な出店の前を通り過ぎながら、彼と一緒にタンネリにたどり着きました。

 

タンネリにも専門のガイドがいます。

 

ガイドは私にミントの葉を渡し、ミントの葉を鼻に押し当てながら観光するように勧めてくれました。

 

階段を上って、上からタンネリを鑑賞しました。

 

建物の1階には革製品が売られていて、靴やカバン、財布や椅子のカバーなど様々な商品を見せてもらいました。

 

結局何も買わずに、案内してくれたガイドにチップを渡してタンネリを離れました。

 

タンネリを出た後も、医学生の青年は私と一緒に行動していました。

 

私はそろそろ1人で観光したい気分になっていました。

 

そこで、トイレ休憩も兼ねて、近くにあったネジャーリン木工芸博物館に入りました。

 

彼は興味がないようで、博物館の中まで入ってくることはありませんでした。

 

私は1人でゆっくり工芸品の展示を眺めることができました。

 

鑑賞を終えて外に出ると、なんと青年は私のことをずっと待っていたのでした。

 

その後は彼に連れられるまま路地を歩いているうちに、出店を抜けて、小高い丘の上まで来ました。

 

そこはフェズの旧市街を一望することができる絶景スポットでした。

 

丘の上には他に観光客の姿はなく、そこにいるのは彼と私の2人きりでした。

 

彼に手を引かれて、建物の残骸を登って頂上までたどり着きました。

 

そこで彼は自分の携帯で私とツーショットを撮りました。

 

素晴らしい景色に感動した私は彼に感謝を伝えました。

 

ホテルに帰る途中、タンネリの近くでは羊が飼われている様子を間近で見ることができました。

 

ホテルに着いて彼と別れる際に、私は感謝を込めて彼にチップを支払おうとしました。

 

でも彼はチップを受け取ってくれません。

 

紙幣はないの?と冗談めかして聞いてきます。

 

私はモロッコディルハムを殆ど持っていなかったので、なんとか彼にコインを渡そうとするのですが、彼も譲りません。

 

結局私が折れ、紙幣を渡して彼とお別れしました。

 

彼と別れた後、ホテルの鍵を開けようとしたのですが鍵が開きません。

 

実はこの鍵が曲者で、上手く回さないと開かない仕組みになっているのでした。

 

困った私は外にいた子供たちに声を掛けて鍵の解錠を頼みました。

 

子供たちも快く応じてくれたのですが、それでも鍵は開きません。

 

今度は近くで出店をしているおじさんに助けを求めました。

 

そこは年の功、おじさんは簡単に鍵を開けることができました。

 

部屋に戻った私は旧市街の出店で買った焼き菓子を食べました。

 

しばらくするとホテルのスタッフも帰ってきたので、彼に借りていた携帯を返しました。

 

彼はミントティーを淹れてくれて、2人でクロワッサンを分け合って食べました。

 

ちなみに携帯を紛失してからはシェフシャウエンに行くことを諦めていました。

 

ロッコへ来た1番の目的は砂漠でラクダに乗ることなので、携帯が見つかり次第、砂漠へ向かうつもりです。

 

ホテルのスタッフに延泊をお願いしたところ、了承を得ることができました。

 

まだお腹が空いていた私は、昨日行った施設で魚のフライを買って食べました。

 

魚のフライにはやっぱり赤い液体ソースが付属していました。

 

魚のフライは美味しかったのですが、鮮度が悪く、寝る前に少し胃の調子が悪くなりました。

 

 

* モロッコ旅行記

モロッコ旅行① - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行② - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行③ - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行④ - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行⑤ - BabyRabbitの日記

 

 

モロッコ旅行②

 

カサブランカで1泊後、朝早く電車でフェズに向かいました。

 

フェズ駅を出ると、駅前では沢山のタクシー運転手が客引きをしています。

 

フェズを観光する前に、次の目的地シェフシャウエンのバスチケットを買うため、一旦CTMまで向かいます。

 

タクシーの客引きを横目にCTMまで徒歩で向かおうと進みましたが、リュックサックが思いのほか重たかったので、駅前に戻ってタクシーに乗ることにしました。

 

駅前に戻ってみると、先ほどまで沢山いたはずのタクシー運転手がいなくなっていました。

 

途方に暮れてタクシー乗り場をうろうろしていたところ、ある男性に声を掛けられました。

 

彼はタクシー運転手で、私を目的地まで連れて行ってくれるというのです。

 

早速車に乗せてもらいたいところですが、駅前に車は停めておらず、少し離れた街中に車があるとのことで、そこまで一緒に歩いて向かうことになりました。

 

歩きながら、彼に目的地を伝えるために私のiPhoneを見せました。

 

彼は不自然なくらい私のiPhoneの画面に顔を近づけていて、視力がとても悪いことが伝わってきました。

 

私は彼が本当に車を運転することができるのか不安になりました。

 

彼は「車までもう少しだから」と何度も私に伝えてくれましたが、中々車までたどり着きません。

 

会話の流れで再び彼に私のiPhoneを見せたのですが、その時に彼の手が私の手に触れました。

 

よくよく彼の手を見てみると、なんと指がほとんどありませんでした。

 

そこでやっと彼が危ない人だと気が付くことができ、タクシー乗車はキャンセルすることを伝えて、急いで横断歩道を渡って彼から離れました。

 

Googleマップを見ながら歩いて、無事にCTMまでたどり着きました。

 

そこで明日の昼にシェフシャウエンへ向かうバスチケットを購入しました。

 

CTMから出てタクシーを拾い、ブー・ジュルード門を目指します。

 

門にたどり着いて料金を支払う際、運転手の手が汗でべとついていることが気になりました。

 

後で発覚したのですが、タクシー料金が相場よりもかなり高額で請求されていたのでした。

 

タクシーの外にいた地元のガイドがドアを開けてくれたので、私は車から降りました。

 

降りてすぐに、先ほどまで手に持っていたはずのiPhoneがなくなっていることに気が付きました。

 

急いで車内を確認しようとしましたが、すでにタクシーはいなくなっていました。

 

きっと運転手が気が付いて戻ってきてくれるだろうと思い、しばらくブー・ジュルード門前で待機することにしました。

 

その間、門前にいる地元のガイド達に声を掛けられました。

 

中々タクシーが戻って来ないので、ガイドや門横で常駐している警察に事情を話しました。

 

すると、ガイドの1人がiPhone探しの手伝いを申し出ました。

 

彼はフェズで公認ガイドをしているとのことで、免許証を見せてくれました。

 

私は彼と共にタクシーに乗って、まずは市内の大きな警察署へ向かうことを決めました。

 

警察署に行く前に、彼は売店に寄って自分の携帯のSIMカードを購入したのですが、なぜか料金は私が支払うことになりました。

 

そして警察署に到着するのですが、そこでもタクシー料金は全て私が支払いました。

 

警察署ではガイドから警察に事情を伝えてくれましたが、結局手掛かりは見つかりませんでした。

 

その後、ガイドの提案で別の警察署へ向かうことになりました。

 

タクシーで目的地へ向かうのですが、見慣れた景色が遠ざかっていき、観光地から遠く離れた場所まで来ていました。

 

怖くなった私は信号で停まっている間に勝手にタクシーを降り、車内にガイドを置いて別のタクシーを拾いました。

 

ブー・ジュルード門に戻ったところ、車内に置いてきたガイドが先に戻ってきていました。

 

門横に常駐している警察の案内で、今度はタクシーセンターへ向かうことになりました。

 

パトカーに乗ってタクシーセンターまで行きましたが、やはりiPhoneは見つかりませんでした。

 

予約していたホテル「Casa Aya Medina」の近くまでパトカーで送ってもらうと、警察の電話でホテルのスタッフが外まで迎えに来てくれました。

 

ホテルに着いた後は、荷物を置いて、外へ食べ物を買いに行くことにしました。

 

道がわからないので、適当に歩いて見つけた近くの施設に入り、挽肉が挟まれたパンを買って食べました。

 

挽肉はスパイスが効いていて美味しかったのですが、付属の赤い液体ソースは若干生臭いような風味があって苦手な味でした。

 

飲料水とお菓子も買ってホテルに持ち帰り、その日はそのまま休むことにしました。

 

 

* モロッコ旅行記

モロッコ旅行① - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行② - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行③ - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行④ - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行⑤ - BabyRabbitの日記

 

 

モロッコ旅行①

 

皆さん、こんにちは。BabyRabbitです。

 

以前から放置していたモロッコ旅行の記事を少しずつ更新していこうと思います。

 

当時の手帳に残っている僅かなメモを基に書くので正確ではないかもしれません。

 

まずはモロッコ行きを決めた理由からお伝えします。

 

私は小学生の頃、同級生から「きつねの窓」という短編集を借りたのですが、中でも「夕日の国」という話がとても気に入りました。

 

「夕日の国」には独りぼっちで砂漠を歩くラクダが登場します。

 

私はその本を読んで以来、砂漠でラクダに乗ることがずっと夢でした。

 

そして私がモロッコに行った2021年の冬、引っ越したばかりの都内マンション周辺では様々な工事が行われていました。

 

工事の騒音に耐えられず、入居期間3か月で退去を決めると同時に、モロッコに行くことも決めました。

 

マンションの退去日当日に飛行機のチケットを予約していたのですが、出国書類に不備があったため、出国は翌日となりました。

 

東京からドバイで乗り継ぎ、カサブランカに到着後は予約していたホテルで1泊しました。

 

旅程は、カサブランカ→フェズ→シェフシャウエン→ハシラビードマラケシュカサブランカの順に回る予定です。

 

 

* モロッコ旅行記

モロッコ旅行① - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行② - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行③ - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行④ - BabyRabbitの日記

モロッコ旅行⑤ - BabyRabbitの日記