呪い

 

皆さん、こんにちは。BabyRabbitです。

 

私の同級生に呪いのノートを持っている女の子がいます。

 

以前ブログに書いた、運転免許に落ちた女の子です。

 

彼女は自分のことを脳脊髄液減少症だと思い込んでいました。

 

彼女とは中学時代に保健室で知り合ったのですが、会う度に自分がいかに具合が悪くて辛いのかを教えてくれました。

 

定期的に脳脊髄液減少症の専門病院にも通っているらしいのですが、検査は腰に注射をする必要があるため、怖くて一度も検査を受けることができないらしいのです。

 

彼女から検査を受けた方がいいか相談されたこともありますが、「日常生活に支障があるなら検査した方がいいよ」と答えたところ、「幼稚園児でもそれは分かる」と本気で怒られてしまいました。

 

彼女曰く、毎日学校に通うことが難しいくらい具合が悪いらしいのですが、休日に遊びに行くとなると至って健康に見えるのです。

 

例えば1日中スキーを滑ったり、自転車で山奥の動物園へ観光に行ったり、駅から離れた公園のお祭りを見に行くこともできます。

 

ただ、脳脊髄液減少症は水分補給が大切なんだそうで、出掛ける時は必ずポカリスエットやお茶を持参していました。

 

彼女はそれ以外にも変わったところがあり、初めてお家へお呼ばれした時に日記帳を見せてもらったのですが、彼女はその日記帳を呪いのノートと呼んでいました。

 

呪いのノートと言っても、中身は綺麗なレインボーカラーのボールペンで書き込まれていました。

 

何か嫌なことがあったら、忘れないように必ずノートに書き留めておくんだそうです。

 

彼女は不幸語りが大好きな人でしたが、いつも些細なことしか言いませんでした。

 

試食販売の女性に声を掛けてもらえなかったこと、自分には経験がないから他人の恋愛話は聞きたくないこと、道を譲るのが嫌で人が来たら敢えて立ち止まっていること…。

 

そして彼女は食べることが人一倍大好きで、背は高いのに歩くのは人一倍遅い女の子でした。

 

さて、話は変わりますが、長崎の元上司と関わってから私は具合が悪くて仕方がありません。

 

長崎の派遣先を辞めた後、元上司のSNSを何度もブロックしてはいるのですが、その度に物凄い体調不良に襲われるため仕方なく連絡を取り続けていました。

 

元上司にも直接体調不良について相談したことがあるのですが、「自分があなたの体調を気にする必要があるのですか」と逆にお説教されてしまいました。

 

今は色々あって、向こうからもSNSをブロックされている状態なのですが、やはり体調不良に襲われるため、どうすればいいのか本当に悩んでいます。

 

私は元上司に何度振られたところで痛くも痒くもないですし、彼に同情してもらいたいのではなく、謝ってもらいたいのでもなく、とにかくただ縁を切りたい一心なのです。

 

ところで、冒頭で述べた同級生と長崎の元上司にはとてもよく似たところがあります。

 

肌が浅黒く太っている見た目もそうですが、すぐにいじけるところなんか特にそっくりなんです。

 

まるで、同級生の呪いが上司として現れ、私に天罰をくだそうとしているかのように錯覚してしまい、気味が悪いのです。

 

天罰といっても、同級生の不幸自慢はただの逆恨みでしかありませんでしたが。

 

私がまだ長崎にいた頃、あまりの具合の悪さに脳神経外科MRIを撮りに行ったこともあるのですが、機械の作動音があまりに大きく苦痛で最後まで検査を受けることができませんでした。

 

これでは同級生の言霊を私が肩代わりしているかのようです。

 

現に、学生時代彼女から影で悪口を言われていた経験もありますし、呪いのノートにはきっと私の名前も書いてあることでしょう。

 

もちろん「検査した方がいいよ」という言葉は意地悪で言った訳ではありませんが、彼女は今でも根に持っていると思うのです。

 

では、彼女が人よりも幼いがために、私は一生の罪を背負わなければならないのでしょうか?

 

彼女の個性は私の罪ではありません。

 

長崎の元上司も同級生も、自分の人生に集中してほしいのです。