第209回全経簿記上級受験

 

皆さん、こんにちは。BabyRabbitです。

 

先日第209回全経簿記能力検定上級を受験して参りましたので、感想を書こうと思います。

 

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全経簿記上級を受験するにあたり、「みんなが欲しかった!シリーズ」と「合格するための過去問題集 日商簿記1級」に加えて、「究極の会計学理論集」「全経簿記上級過去問題集 出題傾向と対策」を購入し試験対策として活用しました。

 

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全経簿記検定では金額には3位ごとにカンマを記入するといったルールがあります。

私は試験本番まで金額にカンマを記入したことがありませんでした。

試験直前の説明でこのことを知り、内心かなり焦りましたが、電卓の表示を見ながら何とか対処しました。

 

商業簿記

全経上級では消費税やクレジット売掛金の仕訳が出題されることがあるのですが、今回はそれもなく、減損の回収可能価額も問題文に記載されているなど、過去問と比較すると易しい問題が多かったように感じます。

しかし、柏木実業専門学校で受験した方はご存じだと思いますが、試験中に廊下で机か椅子を引っ張るような異音が発生したり、試験途中で教室に入室し受験を開始する方がいたり、集中が切れるようなトラブルが続出しました。

そのせいかはわかりませんが、資産除去債務の円未満切り捨て指示を見落とすミスを犯してしまい、備品の計上額や減価償却費、資産除去債務額や利息費用等をドミノ式に間違えました。

あとは売上原価対立法で出題された棚卸減耗費も使用する単価がわからず間違えました。

 

会計学

問題1では1と9を間違えました。

問題2では問3と問5を間違えました。

問題3は「収益認識に関する会計基準」を読んだことがなかったので当てずっぽうで解答しました。はっきり覚えていませんが、Ⅲ「既存の契約を解約し新しい契約を締結したものと仮定して処理する」に関しては正答していた気がします。

 

【工業簿記】

問題1の部門費配賦はできたつもりでいましたが、ちょこちょこミスがありました。

問題2の標準原価差異の配賦は、配賦基準を間違えてしまい全滅でした。

問題3に関してはわからなかったので全て空欄で提出しました。

 

原価計算

問題1では安全余裕率と変動率を間違えました。また、問8のシナリオαとシナリオβの特徴について述べる設問では、経営レバレッジ係数について聞かれているのだろうと頭をよぎったものの、制限時間が残りわずかだったので飛ばし、結果空欄で提出してしまいました。

問題2では問2を間違えました。

問題3ではイ「資源ドライバー」ウ「活動ドライバー」と誤答しました。

 

専門学校の解答速報で自己採点したところ、大体247点くらいでした。

商会工原で各40点は超えていたので、部分点や傾斜配点で運良く合格点に届くかもしれませんし、はたまた自己採点と同程度の点数で落ちるかもしれません。

 

巷では全経簿記上級は日商簿記1級と比べて難易度が低い資格のように認知されていますが、実際過去問を解いてみるとそんなこともないのではないかと思います。

制限時間の割に出題数が多く尚且つ理論問題では記述が求められる点、日商簿記1級テキスト未掲載の問題が出題されている点からそのように感じました。

しかし相対評価である日商簿記1級とは違い、全経簿記上級は絶対評価なので、受験生の質に影響されないといった利点はあります。

 

さて、今後ですが派遣契約が成立したので一旦簿記から離れることになりそうです。

勉強と仕事を両立できれば良いのですが、私は働き始めると一杯一杯になってしまうことが多いので、一先ず仕事を優先するつもりです。

派遣契約に伴い、来月からは関東を離れます。

余裕があればブログを更新します。